【気になる!】文庫『江戸 うまいもの歳時記』

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江戸 うまいもの歳時記

『江戸 うまいもの歳時記』

著者
青木 直己 [著]
出版社
文藝春秋
ジャンル
文学/日本文学、評論、随筆、その他
ISBN
9784167918071
発売日
2021/12/07
価格
803円(税込)

書籍情報:openBD

【気になる!】文庫『江戸 うまいもの歳時記』

[レビュアー] 産経新聞社

初物好きの江戸っ子を熱狂させた初鰹も、漁獲量が増えるにつれて安くなり、幕末には下級武士も鰹を食べるようになったという。

本書は江戸時代の地誌や農書の図版、浮世絵などに基づき、当時の食材や調味料を通じて食文化を紹介した本だ。歳時記の体裁をとり、春夏秋冬と無季に分類した。今では食べられなくなった雁(がん)や鶴も取り上げているが、ほとんどはなじみのある魚や野菜。食生活は豊かだったとみられる。

テレビ番組の時代考証に携わる著者が、月刊時代劇画誌の連載を一冊にまとめた。時代劇や歴史小説と合わせて読むと面白そうだ。(青木直己著、文春文庫・803円)

産経新聞
2022年1月23日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

産経新聞社

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