『80歳、何かあきらめ、何もあきらめない』萩本欽一著 レビュー 産経新聞 [レビュー] (自己啓発) 『80歳、何かあきらめ、何もあきらめない』 著者 萩本 欽一 [著] 出版社 主婦と生活社 ジャンル 芸術・生活/諸芸・娯楽 ISBN 9784391156539 発売日 2021/11/19 価格 1,540円(税込) ネット書店で購入する 書籍情報:JPO出版情報登録センター ※書籍情報の無断転載を禁じます 『80歳、何かあきらめ、何もあきらめない』萩本欽一著 [レビュアー] 産経新聞社 日本を代表するコメディアンが80歳を迎えて身体の変化を自覚し、年齢を重ねたときの処し方についてまとめたエッセー。健康、働き方、お金。あらゆる分野について書かれている。特に読み応えがあるのは、別れの流儀だ。 著者は新型コロナウイルス禍の令和2年に妻を亡くした。入院患者との面会が制限されていた時期に、入院中の妻に感謝の気持ちを伝えた描写には胸を打たれる。 妻との別れを経験した著者は、自らの最期を意識しながらも、動画配信などで新たな挑戦を続けている。老いても輝ける方法を見いだしていく姿勢に励まされた。(主婦と生活社・1540円) 2022年1月30日 掲載 ※この記事の内容は掲載当時のものです 産経新聞社 萩本欽一 主婦と生活社 80歳、何かあきらめ、何もあきらめない