【児童書】『すてきなテーブル』ピーター・レイノルズ文・絵、島津やよい訳

家族みんなで集まっては楽しくおしゃべりしたテーブルに、少女・ヴァイオレットは今日も一人だけでつく。みんな別の居場所ができて、忙しいのだ。お父さんはソファに座ってテレビに夢中だし、お母さんは階段に座ってスマホでチャット。お兄ちゃんも自分の部屋でゲームをしている。バラバラになった家族の時間を取り戻すために、ヴァイオレットは動き出す…。

現代的な家族の問題を、少女の明るい奮闘を通してさりげなく描き出す。大人も読みたい、心温まる一冊。（新評論・１７６０円）

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