『物流の世界史』マルク・レヴィンソン著、田辺希久子訳 レビュー 産経新聞 [レビュー] (世界史) 『物流の世界史 : グローバル化の主役は、どのように「モノ」から「情報」になったのか?』 著者 Levinson, Marc /田辺, 希久子, 1951- 出版社 ダイヤモンド社 ISBN 9784478107089 価格 2,640円(税込) ネット書店で購入する 書籍情報:openBD 『物流の世界史』マルク・レヴィンソン著、田辺希久子訳 [レビュアー] 産経新聞社 輸送コンテナの普及による国際物流の変化を明らかにしたロングセラー『コンテナ物語』の著者が次に来る波を予想する。 本書によれば、グローバル化の第1段階では欧州列強が植民地に通商網を張り巡らせた。先の大戦後の第2段階で国際貿易が活発化。第3段階では、製品の部品調達から消費までの流れが国境を越えてつながった。しかし、現在は国際物流の主役が「モノ」から「情報」へ変化しているという。 日本についても「(先端機器に目を向け)著しく非効率なサービス部門のことを忘れていた」などしばしば言及され、興味深い内容だ。(ダイヤモンド社・2640円) 2022年3月20日 掲載 ※この記事の内容は掲載当時のものです ダイヤモンド社 産経新聞社 田辺希久子 マルク・レヴィンソン 物流の世界史 グローバル化の主役は、どのように「モノ」から「情報」になったのか?