『中国経済の謎　なぜバブルは弾けないのか？』トーマス・オーリック著、藤原朝子訳

経営危機に陥っている中国不動産大手、中国恒大集団の問題はどうなっているのか。中国経済崩壊の可能性は―。そんな謎に迫る。

著者は米ブルームバーグのチーフエコノミスト。いまにも「崩壊する」という中国崩壊論と「世界を乗っ取る」という中国脅威論が共存する現状を指摘している。

改革開放以降の経済サイクルを検証。過去の崩壊論が現実にならなかった要因として「時期尚早」「外から見ると透明性が低いことと、見る者が感情的であること」などを挙げる。日本のバブル経済や韓国の通貨危機も引き合いに出されている。新たな視点が得られる一冊。（ダイヤモンド社・１９８０円）

• ダイヤモンド社
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• 藤原朝子
• 中国経済の謎―なぜバブルは弾けないのか?
• トーマス・オーリック

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