ほんのいえ宮脇書店越谷店「硝子の塔の殺人」【書店員レビュー】

レビュー

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硝子の塔の殺人

[レビュアー] ほんのいえ宮脇書店越谷店(書店員)

怪しいガラスの塔に招かれたゲスト。閉ざされた館で次々と起こる惨劇を追う名探偵と医師。伏線伏線、その回収に読者は見事に取り込まれてしまう。本格ミステリにありがちな読みにくさがなく、サクサクと読めるのもこの作品の魅力。古今東西のミステリを知り尽くした作者の膨大な蘊蓄がそこここに散りばめられいる。ミステリマニアには格好のガイド本ともなりそうだ。作家デビュー10周年の節目の気合いのこもった本作は、ミステリ史に名を刻む一作となるだろう。

トーハン e-hon
2022年4月12日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

トーハン

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