『天使突抜おぼえ帖』通崎睦美著

産経新聞大阪夕刊で、３月までエッセー「通崎好みつれづれ」を連載していた木琴奏者の新刊。書名の「天使突抜」は著者が生まれたときから住んでいる京都市下京区の地名で、本書は京都の下町の日常をつづったエッセー集だ。「おぼえ帖」とは、覚書のように記してみた、といった意味だという。著者は昭和４２年生まれ。町並みから風習まで、変化を感じることが多くなり、何でもない暮らしを書きとどめることにした。町内の住民や自身の子供時代の思い出話、先祖が約１００年前に富山から京都に出てきた頃のことなどを記している。（集英社インターナショナル・２２００円）

• 産経新聞社
• 集英社インターナショナル
• 通崎睦美
• 天使突抜 おぼえ帖

• 
• 
•