【児童書】『ゆきちゃんは、ぼくのともだち！』武田美穂作・絵

「ぼく」は７歳。ぼくのおばあちゃんは時々、「ここ、どこ？」とか「あんただれだっけ？」とか言いだしたり、子供のころの自分にかえってしまったりする。

そんなとき、「ゆきちゃん」っておばあちゃんの名前を呼んで、「いくつ？」と聞く。ぼくとプリンの取り合いをするのは７歳の、ヨーヨーを買ってもらって喜ぶのは５歳のゆきちゃんだ。だが、おばあちゃんはだんだん寝ていることが多くなって…。

老いをめぐるテーマは切ないが、温かいタッチで描かれ、胸に迫る。（童心社・１４３０円）

• 産経新聞社
• 童心社
• 武田美穂
• ゆきちゃんは、ぼくのともだち!

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