【気になる!】新書『早期退職時代のサバイバル術』小林祐児著

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早期退職時代のサバイバル術

『早期退職時代のサバイバル術』

著者
小林, 祐児, 1983-
出版社
幻冬舎
ISBN
9784344986480
価格
1,078円(税込)

書籍情報:openBD

【気になる!】新書『早期退職時代のサバイバル術』小林祐児著

[レビュアー] 産経新聞社

「働かないおじさん」が会社にいる原因を、強制参加の出世レースが長期に及ぶ「校内マラソン型」人事にあると指摘する。昇進の見込みがなくなる時期が欧米に比べてあまりにも遅いため、出世意欲を失っても出世に代わるモチベーションがなく引退モードに。このままでは若者も同様の道を歩むと警告する。

昇進の天井が見えない間は、家庭重視の働き方も難しい。社会人の学習活動が国際水準より圧倒的に少ないのは、学びが職場に偏っていることに一因があるとも指摘する。中高年向けのタイトルだが、むしろ若者に読んでほしい内容だ。(幻冬舎新書・1078円)

産経新聞
2022年5月22日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

産経新聞社

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