『世界を喰らう龍・中国の野望』ピエール=アントワーヌ・ドネ著、神田順子監訳、清水珠代・村上尚子訳 レビュー 産経新聞 [レビュー] (外交・国際関係/中国) 『世界を喰らう龍・中国の野望』 著者 Donnet, Pierre-Antoine, 1953- /神田, 順子, 1952- /清水, 珠代, 1962- /村上, 尚子, 1951- 出版社 春秋社 ISBN 9784393333891 価格 2,750円(税込) ネット書店で購入する 書籍情報:openBD 『世界を喰らう龍・中国の野望』ピエール=アントワーヌ・ドネ著、神田順子監訳、清水珠代・村上尚子訳 [レビュアー] 産経新聞社 欧州もやっと、中国の脅威に目覚めた。その背景を解き明かしてくれるのが、本書である。 著者はAFP通信で北京、東京特派員を歴任し、フランスにおけるアジア報道の第一人者。亡命ウイグル人による人権侵害告発、産業スパイ疑惑、孔子学院を巡る騒動など、中国を巡る最近の欧州の動向を克明に描き出す。 米中対立が深まる中、習近平政権は欧州で「愛され、尊敬される中国」の宣伝戦に出た。フランスではいま、親中外交を支えた元閣僚、学識者たちが説明責任を問われている。日本はどうか。わが国の対中関係を考えるうえでも、必読の書。(春秋社・2750円) 2022年6月19日 掲載 ※この記事の内容は掲載当時のものです 産経新聞社 春秋社 清水珠代 神田順子 世界を喰らう龍・中国の野望 ピエール・アントワーヌ・ドネ 村上尚子