【気になる!】新書『過剰可視化社会 「見えすぎる」時代をどう生きるか』與那覇潤著 レビュー 産経新聞 [レビュー] (社会学) 『過剰可視化社会』 著者 與那覇 潤 [著] 出版社 PHP研究所 ジャンル 社会科学/社会 ISBN 9784569851952 発売日 2022/05/17 価格 1,056円(税込) ネット書店で購入する 書籍情報:JPO出版情報登録センター ※書籍情報の無断転載を禁じます 【気になる!】新書『過剰可視化社会 「見えすぎる」時代をどう生きるか』與那覇潤著 [レビュアー] 産経新聞社 スマホが急速に普及し、日本人の多くが交流サイト(SNS)を利用し始めた平成末以降、社会の「可視化」が進んだと元歴史学者で気鋭の評論家が指摘する。人々は従来なら内心に秘めていた政治信条や属性までSNSのプロフィル欄に記し、その発言の反響数もカウントされるなど、データ化、数値化が人間関係にもおよび、社会は技術的に操作可能なものとみなされるようになった。 だが、見える指標にとらわれすぎた社会は、きわめてストレスフルで不安定ではないか。現代の「当たり前」を疑う問題提起の書。(PHP新書・1056円) 2022年7月9日 掲載 ※この記事の内容は掲載当時のものです PHP研究所 産経新聞社 與那覇潤 過剰可視化社会 「見えすぎる」時代をどう生きるか