デビュー曲のヒットで一躍スターとなり、40年以上を経た今も愛される歌手、松田聖子。その才能を見いだしたプロデューサーが初めて誕生秘話を明かす。
スターを発掘するオーディションの地方大会のカセットテープ。そこから流れる歌声にひかれた著者は、芸能界入りに反対する父親や難航する芸能事務所探しなど、相次ぐハードルを乗り越え、デビューにこぎつける―。
「歌手になりたい」という16歳の少女がたどった道筋は感動的だ。他の人が関心を示さなかったテープから、スターの素質を見いだした著者もすごい。(新潮新書・902円)

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2022年8月14日 掲載
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