『親愛なる向田邦子さま』森繁久彌・倉本聰・沢木耕太郎・黒柳徹子ほか著 レビュー 産経新聞 [レビュー] (エッセー・随筆) 『親愛なる向田邦子さま』 著者 森繁 久彌 [著] 出版社 河出書房新社 ジャンル 文学/日本文学、評論、随筆、その他 ISBN 9784309030609 発売日 2022/08/24 価格 1,782円(税込) ネット書店で購入する 書籍情報:JPO出版情報登録センター ※書籍情報の無断転載を禁じます 『親愛なる向田邦子さま』森繁久彌・倉本聰・沢木耕太郎・黒柳徹子ほか著 [レビュアー] 産経新聞社 「えらい人を亡くした!」 俳優の森繁久彌は演出家、久世光彦から向田邦子の訃報を聞いた。本書は昭和56年夏、台湾の航空機事故で死去した脚本家・作家の向田と親交があった24人のエッセーを収録した。 「突然あらわれてほとんど名人」と評した山本夏彦、直木賞に選考委員として強く推した山口瞳、学校時代の同級生で文芸誌編集長として小説執筆を勧めた川野黎子…。各氏の文章は味わい深いが、鬼籍に入った人も多い。 「衝撃、悲嘆、慟哭(どうこく)から、時を経て思い出話へ」と帯にあるように、改めて歳月を感じる。(河出書房新社・1782円) 2022年9月11日 掲載 ※この記事の内容は掲載当時のものです 河出書房新社 産経新聞社 森繁久彌 親愛なる向田邦子さま