雑誌のグラビアで見てニンマリが止まらず、自ら作って「次から次にかっこまないではいられない旨(うま)さ」の豆腐一丁丼。豚肉のブロックをゆで、醤油につけこむだけの簡単チャーシュー。完成までの葛藤で悪夢まで見たタクアン漬け…。
「誰にも気兼ねせず、ゆっくり、のんびり」をモットーに、ゆるい自炊と実験的な食べ方の数々が、著者おなじみの軽妙な筆致とイラストで紹介される。
バター醤油かけごはん▽納豆を味噌(みそ)で食べる▽ウズラの卵で目玉焼き▽プロ指導の炒飯―などレシピも多数登場。きっとお父さんも台所に立ちたくなる。(だいわ文庫・880円)
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2022年10月2日 掲載
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