『ヴィクトリア朝の毒殺魔』ディーン・ジョーブ著、安達眞弓訳 レビュー 産経新聞 [レビュー] (世界史) 『ヴィクトリア朝の毒殺魔』 著者 ディーン・ジョーブ [著]/安達 眞弓 [訳] 出版社 亜紀書房 ジャンル 歴史・地理/外国歴史 ISBN 9784750517568 発売日 2022/08/23 価格 2,750円(税込) ネット書店で購入する 書籍情報:JPO出版情報登録センター ※書籍情報の無断転載を禁じます 『ヴィクトリア朝の毒殺魔』ディーン・ジョーブ著、安達眞弓訳 [レビュアー] 産経新聞社 19世紀のビクトリア女王の時代、英国の人々を驚かせたのは切り裂きジャック事件だけではなかった。「毒盛りジャック」とも呼ばれた医師のトーマス・ニール・クリームが、売春婦たちに毒を飲ませた連続殺人事件もまた世間を騒がせた。 裕福な家庭に育ち、熱心に教会に通っていた少年が、なぜ毒殺魔に転じたのか。女性が生きるために、身を売らなければならなかった社会状況、そうした女性への嫌悪。失態続きのロンドン警視庁と連続毒殺魔との攻防を追うと同時に、世紀の犯罪の背景を描いたドキュメント。(亜紀書房・2750円) 2022年10月23日 掲載 ※この記事の内容は掲載当時のものです 亜紀書房 安達眞弓 ヴィクトリア朝の毒殺魔──殺人医師対スコットランドヤード ディーン・ジョーブ