【気になる!】新書『日本の高山植物 どうやって生きているの?』工藤岳著 レビュー 産経新聞 [レビュー] (生物・バイオテクノロジー) 『日本の高山植物』 著者 工藤岳 [著] 出版社 光文社 ジャンル 自然科学/自然科学総記 ISBN 9784334046279 発売日 2022/09/14 価格 1,320円(税込) ネット書店で購入する 書籍情報:JPO出版情報登録センター ※書籍情報の無断転載を禁じます 【気になる!】新書『日本の高山植物 どうやって生きているの?』工藤岳著 [レビュアー] 産経新聞社 夏の高山帯を歩くと、色とりどりの花が咲き誇る一面の花畑に出合うことがある。過酷な環境で、なぜ愛らしい花々が育つのか? 高山植物の研究に30年以上をささげた植物学者が、その生存戦略に迫る。 カギは、高山環境がもたらす自然選択圧だ。軒並み背丈が低いのは、強風よけのため。花の色や形が個性豊かなのは、わずかな無雪期間に一斉に咲くので、花粉を媒介する虫を確実に引き寄せるためだ。それに地形による風や雪の影響差が加わり、狭い地域に複雑な植生が形成される。高山植物を見る目が変わる一冊。(光文社新書・1320円) 2022年10月30日 掲載 ※この記事の内容は掲載当時のものです 光文社 産経新聞社 日本の高山植物 どうやって生きているの? 工藤岳