世間を斜めから見るのが得意なコラムニストが扱うのは、ありきたりのマナーではない。政治家や社長らが謝罪の際に使う「不徳の致すところ」をずるいと喝破、謝りきった方がもやもやを解放できると明言する。それほど親しくない年下へのLINE(ライン)は、過剰な思いを込めず無でつづろうと呼びかける。
「コロナが明けたら会おう」の便利語は付き合いをごく親しい友人に限定させ、身だしなみや立ち居振る舞いが雑になったと反省する。人間関係をよりよくしたいと各方面に取材し、ウエブメディアに連載した内容を書籍化した。(光文社新書・924円)

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2023年5月28日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです
