【今週の労務書】改訂新版 テレワーク導入・整備の法的アプローチ 末 啓一郎 著、経団連出版 刊

レビュー

  • シェア
  • ポスト
  • ブックマーク

[改訂新版]テレワーク導入・整備の法的アプローチ

『[改訂新版]テレワーク導入・整備の法的アプローチ』

著者
末 啓一郎 [著]
出版社
経団連出版
ジャンル
社会科学/経営
ISBN
9784818519589
発売日
2024/07/08
価格
2,420円(税込)

書籍情報:JPO出版情報登録センター
※書籍情報の無断転載を禁じます

【今週の労務書】改訂新版 テレワーク導入・整備の法的アプローチ 末 啓一郎 著、経団連出版 刊

[レビュアー] 労働新聞社

在宅以外の導入も検討

 副題は「トラブル回避の留意点と労務管理のポイント」。令和2年に刊行した初版からコロナ禍を経て、ポストコロナ時代におけるテレワークの整備と運用に焦点を当てている。

 外出自粛によりやむを得ず実施してきた在宅勤務について、継続を検討するとき、「在宅勤務か、出社か」という視点で議論することは、自宅以外のテレワークを踏まえておらず、不十分だと指摘する。まずはテレワークを導入する目的を明確にしたうえで、どのような形態のテレワークを導入するのかを検討する必要があるとした。

 サテライトオフィス勤務やワーケーションなど、多様な働き方について、規定例を紹介しつつ具体的に解説する。制度見直しを図る人事担当者には一読を勧めたい。

(末 啓一郎 著、経団連出版 刊、税込2420円、TEL:03-6741-0043)

労働新聞
令和6年8月12日第3460号16面 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

労働新聞社

  • シェア
  • ポスト
  • ブックマーク