『ランナーは太陽をわかちあう』
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『ランナーは太陽をわかちあう』サラ・ギアハート著、児島修訳
[レビュアー] 産経新聞社
史上最速マラソンランナーのキプチョゲ、パリ五輪女子1500メートル金メダルのキピエゴン、悲運の交通事故から復帰を目指すマラソンランナーのカムウォロル…。ケニアの伝説的コーチ、パトリック・サングは多くのトップランナーを指導してきた。
本書は、米国のスポーツライターがケニアの標高2400メートルの地にあるトレーニングキャンプを長期取材。サングの人生や、そこから生まれた数々の教えとともに、アスリートたちの物語を紡いでいる。
「努力すれば、その分だけ人は強くなっていく」。ランナーでなくても心に響く言葉が見つかるはずだ。(青土社・2640円)