92歳になるベストセラー作家の著者は、これまで300を超える対談を行ってきたそうだ。
「雑誌ジャーナリズムで刺身のツマのように考えられがちな対談を、私は自分のもっとも大事な表現の一つとして考えてきた」といい、「一瞬にも人間の真実がかいまみえる対談を、これまで以上に大切にしたい」とつづる。
歌手の美空ひばりや俳優の太地喜和子、プロボクサーのモハメド・アリにロック音楽家のミック・ジャガーとキース・リチャーズら豪華な対談14編を収録している。
年内に3巻まで刊行される予定で、登場する顔ぶれが今から楽しみだ。(平凡社・1980円)

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2025年1月19日 掲載
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