ミサイル発射実験を相次ぎ行っている北朝鮮。拉致問題は未解決のまま。ベールに包まれた隣国の実情を、研究者や新聞記者計8人の執筆者が探った。
政治や外交・安全保障、経済、科学技術に加えて、これまであまり取り上げられてこなかった文学や音楽、映画、言語といった芸術・文化の領域までを網羅しているのが特徴だ。学生や実務者がリポートを執筆する際の参考書としても役立つ。
各章の執筆者が章末で「北朝鮮研究との出会い」と題して個人的なエピソードをつづっているのは、研究書では珍しい。(慶應義塾大学出版会・3850円)

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2025年1月26日 掲載
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