【児童書】『ぼくは　ぽんこつ　じはんき』由美村嬉々文　山本久美子絵

24時間、熱々のうどん・そばを提供する自販機が主人公の絵本。「ぼく、かなりくたびれているんだ。40年もやってきたから。そんなぼくのことを、みんなは『ぽんこつじはんき』とよんでいる」。地域のみんなに愛されて繁盛していたある日、営業終了の張り紙が。住民らは存続を必死に管理者に求め、故障続きの自販機は別な場所で復活する。

「みんな、ぼくをかこんで一生けん命、たのんでくれている。こんなぽんこつなのに…ありがたくて泣けてくる」。自販機の語り口にはこちらもうるっとくる。秋田市内のうどん・そば自販機の実話が基になっている。（あさ出版・1540円）

• あさ出版
• 山本久美子
• ぼくは ぽんこつ じはんき
• 由美村嬉々

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