『見たこともない宇宙』
- 著者
- キャロライン ハーパー ［著］／中野 太郎 ［訳］
- 出版社
- 柏書房
- ジャンル
- 自然科学／天文・地学
- ISBN
- 9784760156054
- 発売日
- 2025/04/12
- 価格
- 3,850円（税込）
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『見たこともない宇宙』キャロライン・ハーパー著、中野太郎訳
［レビュアー］ 産経新聞社
2021年に打ち上げられたウェッブ宇宙望遠鏡は赤外線の観測に特化しており、これまで人類が見ることのできなかった「宇宙の夜明け」時代の天体の構造を明らかにしつつある。従来のハッブル宇宙望遠鏡の撮影画像との比較を盛り込み、日進月歩で研究が進む天文学の面白さを味わえる一冊だ。
高精細のウェッブには地球外生命発見への期待もかかる。氷の地殻の下に巨大な海があると推定される木星の衛星、エウロパも観測対象の一つ。ウェッブで氷の割れ目から水蒸気が噴き出すスポットを特定できれば、生命が存在する証拠を探すミッションも現実的になるという。（柏書房・3850円）
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2025年5月4日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです
