『動物と老いとケアのはなし』小菅正夫著 レビュー 産経新聞 [レビュー] (生物・バイオテクノロジー) 『聴診器からきこえる 動物と老いとケアのはなし』 著者 小菅正夫 [著] 出版社 中央法規出版 ジャンル 自然科学/生物学 ISBN 9784824302519 発売日 2025/05/15 価格 1,870円(税込) ネット書店で購入する 書籍情報:JPO出版情報登録センター ※書籍情報の無断転載を禁じます 『動物と老いとケアのはなし』小菅正夫著 [レビュアー] 産経新聞社 「行動展示」で知られる旭川市旭山動物園(北海道)の元園長である著者が、長年見つめ続けてきた動物たちの生態や死生観を交えながら、老いやケアについて考える一冊。 動物園では、動物が食べられず動けなくなり、褥瘡(じょくそう)になるケースが多い。長生きはしてほしい。しかし、苦しみを長引かせてよいのか。飼育係も動物も苦しむ問題を、「安楽殺」の実例なども挙げながら投げかける。 普段は見えない動物園の裏側にあるストーリーの数々。動物の生き方を通して死や、そのケアに向き合う難しさ、大切さを教えられる。(中央法規出版・1870円) 2025年6月8日 掲載 ※この記事の内容は掲載当時のものです 産経新聞社 中央法規出版 小菅正夫 聴診器からきこえる 動物と老いとケアのはなし