『幽霊の脳科学』
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『幽霊の脳科学』古谷博和著
[レビュアー] 産経新聞社
古今東西の幽霊譚(たん)を類型ごとに分類し、科学的な仮説を立てて検討する異色の「幽霊本」が出た。著者は「幽霊を見た」と訴える患者を診察してきた脳神経内科医。
その分析によると、幽霊譚の約3分の2は睡眠や記憶、高次脳機能の障害によって生じる幻覚症状として説明が可能だ。意外にも、白昼でもありありと幽霊が見えた事例の数が多かったという。
幽霊発生の起源について、著者は人類が現実に存在しないものに関する情報を伝える能力を持った「認知革命」との関連も示唆する。幽霊を手がかりに、人類の認知機能の進化を考える一冊だ。(ハヤカワ新書・1254円)
古今東西の幽霊譚(たん)を類型ごとに分類し、科学的な仮説を立てて検討する異色の「幽霊本」が出た。著者は「幽霊を見た」と訴える患者を診察してきた脳神経内科医。
その分析によると、幽霊譚の約3分の2は睡眠や記憶、高次脳機能の障害によって生じる幻覚症状として説明が可能だ。意外にも、白昼でもありありと幽霊が見えた事例の数が多かったという。
幽霊発生の起源について、著者は人類が現実に存在しないものに関する情報を伝える能力を持った「認知革命」との関連も示唆する。幽霊を手がかりに、人類の認知機能の進化を考える一冊だ。(ハヤカワ新書・1254円)


























