『縄文 革命とナショナリズム』中島岳志著 レビュー 読売新聞 [レビュー] (哲学・思想) 『縄文 革命とナショナリズム』 著者 中島 岳志 [著] 出版社 太田出版 ジャンル 文学/日本文学、評論、随筆、その他 ISBN 9784778319724 発売日 2025/06/26 価格 3,080円(税込) ネット書店で購入する 書籍情報:JPO出版情報登録センター ※書籍情報の無断転載を禁じます 『縄文 革命とナショナリズム』中島岳志著 [レビュアー] 奥野克巳(人類学者・立教大教授) 戦後知識人の心の軌跡 あの血が沸き立つような土器をつくり出した縄文人とは、いったいどのような人びとだったのか。中島岳志の『縄文』を読んでも、縄文時代のことは何もわからない。 学術がどれほど進んでも、縄文の実像はなお深い霧の中だ。だからこそ、人々は縄文に憧れ、自らの実存を重ねて語り続けてきたのだ。 著者は本書で、これまで誰も試みなかった独創的な視座を打ち立て、縄文に託された精神の軌跡を生々しく描…… で続きを読む ※外部サイトへ移動します 2025年9月19日 掲載 ※この記事の内容は掲載当時のものです 太田出版 奥野克巳 中島岳志 縄文 革命とナショナリズム