物語の舞台に恋をして　『アニメ聖地移住』千葉郁太郎著

アニメなどの舞台になった場所に、作品のファンが訪れることを「聖地巡礼」と呼ぶ。近年は巡礼を繰り返す中でその街を好きになり、「聖地移住」をする人が増えているという。

公認会計士である著者もまた、巡礼を経て京都に「恋」をして、京都で生きると決めた。本書では、移住者と住民による地域活性化など聖地移住に期待される社会的意義や課題を、経済学と心理学の側面から分析している。実際に聖地移住を実現した人たちへも取材した。インタビューした移住の先輩たちの言葉には、失敗しないためのアドバイスが満載だ。（インターナショナル新書・1166円）

• アニメ聖地移住
• 千葉郁太郎
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