『老いと介護の日本史 「認知症」への眼差し』新村拓著 レビュー 読売新聞 [レビュー] (介護) 『老いと介護の日本史』 著者 新村 拓 [著] 出版社 吉川弘文館 ジャンル 歴史・地理/日本歴史 ISBN 9784642306201 発売日 2025/07/23 価格 1,870円(税込) ネット書店で購入する 書籍情報:JPO出版情報登録センター ※書籍情報の無断転載を禁じます 『老いと介護の日本史 「認知症」への眼差し』新村拓著 [レビュアー] 岡本隆司(歴史学者・早稲田大教授) 多くの生き物に老後はない。繁殖後に絶命するか、繁殖前に捕食されるか。老化や介護は、ヒトなればこその宿命だ。先人がすでに直面してきたはずである。 そうした観点から、今日の老人福祉と医療介護をみつめなおすこともあっていい。本書は医学史・医療史の立場と知見から豊かな史料・史実を提供してくれる。 長寿は老耄(ろうもう)を生み、老醜を生むのは理の当然、自然体で生きるしかないという論もあった。老いを看護…… で続きを読む ※外部サイトへ移動します 2025年9月26日 掲載 ※この記事の内容は掲載当時のものです 吉川弘文館 岡本隆司 老いと介護の日本史: 「認知症」への眼差し 新村拓