『到来する女たち 石牟礼道子・中村きい子・森崎和江の思想文学』渡邊英理著 レビュー 読売新聞 [レビュー] (哲学・思想) 『到来する女たち 石牟礼道子・中村きい子・森崎和江の思想文学』 著者 渡邊英理 [著] 出版社 書肆侃侃房 ジャンル 文学/日本文学、評論、随筆、その他 ISBN 9784863856783 発売日 2025/07/11 価格 2,640円(税込) ネット書店で購入する 書籍情報:JPO出版情報登録センター ※書籍情報の無断転載を禁じます 『到来する女たち 石牟礼道子・中村きい子・森崎和江の思想文学』渡邊英理著 [レビュアー] 大森静佳(歌人) 石牟礼道子『椿の海の記』、中村きい子『女と刀』、森崎和江『遙かなる祭』をテキストとして、家父長制や資本主義に支配された社会に彼女たちの文学がいかに抗(あらが)ったかを解きほぐす。戦後、九州の文芸誌「サークル村」に参加した三人の共通点は「聞き書き」を実践したこと。聞き書きの言葉には能動と受動が「たたみ込まれ」、個人で完結する近代的主体の語りをはみだす。石牟礼と森崎が初期に関わった詩歌の言葉に近…… で続きを読む ※外部サイトへ移動します 2025年10月3日 掲載 ※この記事の内容は掲載当時のものです 書肆侃侃房 大森静佳 渡邊英理 到来する女たち 石牟礼道子・中村きい子・森崎和江の思想文学