『人事評価制度で伸びる会社、沈む会社』
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【今週の労務書】人事評価制度で伸びる会社、沈む会社 長﨑 哲也 著
[レビュアー] 労働新聞社
設計後の「運用」に着目
人事評価を設計した後の「運用」に着目した一冊。一見公平に見える制度を導入しても、経営者の独裁状態に陥ったり、情報がオープンにされず、納得感の低い昇格が続いたりすると、従業員の信頼と期待が失われ、モチベーションの低下や離職を招くと警鐘を鳴らしている。
対策として、「総合評価」による評価決定を止めるよう勧めた。業績評価と行動評価の2軸で評価する企業は多いが、2つの指標を合わせて、総合的な評価を決定する段階で、恣意的な調整が発生しやすい。周囲に迷惑の掛かる行動をしている人物が、業績評価と合算した結果、総合評価は高くなってしまうということも起こってしまう。運用時のこうした課題から逆算して、業績評価は賞与にのみ反映させるなどの対策を推奨している。
(長﨑 哲也 著、合同出版 刊、税込1760円、TEL:042-401-2390)


























