『犯罪被害者代理人』
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『犯罪被害者代理人』上谷さくら著
[レビュアー] 産経新聞社
本書は平成31年に東京・池袋で起きた暴走事故の被害者家族の代理人を務める弁護士が、法曹関係者にもまだ十分に知られていない被害者支援の実態を語る。
犯罪被害者はある日突然事件や事故に巻き込まれ、被害者参加制度を利用した刑事裁判の中でもさらに傷つけられる。しかし、裁判官が判決言い渡し後の被告人への説諭で「責任を認めて真(しん)摯(し)に謝ってください」と述べたり、判決理由に「親孝行に努めた息子を失った」と書き込まれたりしたことが心の救いにもなる。映画やドラマには登場しない、地道に被害者に寄り添う弁護士の思いを知れる一冊だ。(集英社新書・1100円)


























