忙しいからこそ、手間なく体に良いものを。「ストウブ」調理の達人が教える神レシピ&活用テクニック

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ストウブで無水蒸しおかず

『ストウブで無水蒸しおかず』

著者
ワタナベマキ [著]
出版社
ワン・パブリッシング
ジャンル
芸術・生活/家事
ISBN
9784651205564
発売日
2025/10/16
価格
1,679円(税込)

書籍情報:JPO出版情報登録センター
※書籍情報の無断転載を禁じます

共働き世帯必見の“時短調理ツール”! ほったらかし調理が大得意「ストウブ」神レシピ

[文] ワン・パブリッシング


自他共に認める「ストウブ」の達人! 素材の味を最大限に引き出すレシピが得意

仕事終わりでHPゼロ、でも体に良くておいしいものをすぐに食べたい……そんなわがままを鍋がひとつで叶えられるとしたら、思わず手を伸ばしたくなりますよね。

それこそが、鋳物ホーロー鍋ストウブ。料理人をはじめ、味の違いに敏感なプロたちからも熱い支持を集める、一生モノの逸品です。

「炒める」「煮る」「焼く」「蒸す」となんでも得意で、しかも美味しさまで格別なのだといいます。

今回は、『ストウブで無水蒸しおかず』を刊行する料理家・ワタナベマキさんに、忙しい日でも手間を掛けずに抜群に美味しくなるストウブ活用レシピを聞きました。

手間は最小でも、旨みは最大。そんな理想の食卓を、今日からはじめてみませんか?

最小限の食材と調味料で、自分史上最高の料理が作れる!


サイズ展開が豊富なストウブ「ピコ・ココット」。マキさん一番の愛用は20cmのもの。

――ストウブは、忙しいビジネスパーソンにもピッタリのお鍋だと聞きました。どのような特徴があるのでしょうか?

「お鍋の側面から底まですべて同じ厚さの鋳鉄なので、熱伝導率が高く、蓄熱性に優れています。スープやカレーなどの煮込み料理はもちろん、煮物から炒め物、焼き物までなんでもお任せ。揚げ物もカラッとおいしく仕上がりますし、ご飯を炊いたり、パンを焼いたりもできます。なかでも、蒸し料理が秀逸なんです。

蓋の裏側には、『ピコ』と呼ばれる突起がまんべんなくついています。ストウブのお鍋を加熱すると、食材から出てきた水分や香りをたっぷり含んだ水蒸気が鍋の中で対流を起こし、水滴になってこのピコに伝わるんです。

すると、水蒸気がおいしい雨になって食材に降り注ぎ、しっかりとしみ込むので、素材本来のうまみや甘みがぎゅっと凝縮された、最高においしい料理が出来上がります。水を足すことなく、調味料もほんの少しで十分おいしくなりますよ」


蓋の裏側についている突起『ピコ』

――ストウブを使った無水蒸し料理は、うまみも栄養も逃がさない、というわけですね! 見た目もスタイリッシュでデザイン性が高いので、キッチンに置くだけで気分が上がりそうです。

「そうなんです。私も、最初は見た目に惹かれて購入したのですが、使ってみるとその万能さに感動してしまって、今では手放せない相棒のような存在になりました。サイズ違いでたくさん持っています。

しかも、超時短で料理が完成しちゃう。10分あれば、本格的な料理が出来上がります。調理器具なんだけど、調理を便利にする『家電・ツール』的な魅力も兼ね備えているんですよね。忙しいビジネスパーソンにも気に入ってもらえるのではないでしょうか」

忙しい日はコレ! ワタナベマキ厳選の時短・神レシピ

――数あるストウブの無水蒸し料理の中で、マキさんのおすすめを教えてもらえますか?

「特にお気に入りは、『ストウブで無水蒸しおかず』の表紙にもなっている『鶏もも肉のビネガー蒸し』です。

鍋にオリーブ油を入れて鶏もも肉に焼き目をつけたら、紫玉ねぎ、にんにく、ローリエと、赤ワインビネガーなどの調味料を加えてひと煮立ち。蓋をして弱めの中火で8分蒸せば完成です。たんぱく質やビタミンC、食物繊維がたっぷり摂れて、とってもヘルシーですよ。おもてなし料理にもピッタリです」


マキさんイチオシ『鶏もも肉のビネガー蒸し』。普段の食卓にもおもてなし料理にも!

――見た目にも華やかで、とてもおいしそうです! 無水蒸し料理ならではのおいしさがより感じられるのは、どんな食材ですか?

「ブロッコリーやカリフラワーは、ゆでたときよりもずっと味が濃くなるので、うまみを実感しやすいかもしれません。あとは、長いもとかさつまいもも、おいしさがぎゅっと凝縮されるので、ぜひ試してほしいです」

――普段からマキさんがよく作るレシピも、ひとつ教えてもらえますか?

「レシピというほどのものではないんですが、朝はよく、冷蔵庫にある余り野菜を同じ大きさに切って、オリーブ油をまわしかけて火にかけてから、いろいろな準備をします。たとえば、キャベツと玉ねぎ、にんじんにソーセージを入れたりとか。5分から10分でおいしく蒸しあがるし、火を止めてからも余熱で温められるので、まさに“ほったらかしレシピ”ですね。

そのままでも十分おいしいですし、その日の気分で、お塩やスパイス、カレー粉などをふりかけても。手間なく栄養たっぷりのご飯が朝から食べられます」

初心者でも失敗しない! 無水でも焦げない工夫

――無水蒸し料理というと、どうしても焦げ付かないかが不安になってしまいます。

「確かに、不安になりますよね。でも、少し工夫するだけで、焦げ付きは防げますよ。

たとえば、もともと水分が少ない根菜などは、お鍋に入れる前にさっと水にさらしておくと、その水滴が水分になるので、きれいに蒸すことができます。

蒸す時間が長いもの、たとえばニンニクを丸ごと蒸す場合は20分ほど蒸し煮にするので、縦半分にカットしたニンニクを5分ほど水に浸しておくといいですよ。トウモロコシを蒸すときは、水に浸したトウモロコシの皮をなべ底に敷くのがポイントです」


水に浸したトウモロコシの皮をなべ底に敷くことで、焦げ付かずに綺麗に仕上がる!

――そのひと手間が、仕上がりをより良くするのですね。

「ストウブって、初心者から毎日料理をしている人まで、皆を受け止めてくれるお鍋だと思います。普段料理をあまりしない人でも、失敗なく最高においしい料理が作れますし、シェフっぽい凝った料理だって大得意。忙しい人にこそ、ぜひ手間なく栄養たっぷりでおいしい食事を楽しんでいただきたいです」

 ***

ワタナベマキ
料理研究家。グラフィックデザイナーを経て、2005年に「サルビア給食室」を立ち上げ、料理家として活動を始める。日々食べるものをおいしくていねいに作るのが信条。素材の味をシンプルに引き出す料理に定評がある。

取材・文/水谷花楓

GetNavi web
2025年11月30日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

ワン・パブリッシング

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