デビュー作『高宮麻綾の引継書』の続編。20代半ばのキャリアウーマン・高宮は前作の舞台となった食料品専門商社から親会社に出向していた。自ら発案したプロジェクトに取り組み、「モノにしてやる!」と相変わらずパワフルだが、パワハラ疑惑のほか、頭が固い上司や困った先輩らのおかげで前に進まない。さらにライバル企業の出現、産業スパイの影もちらつき、焦りから高宮は自らピンチを招くことに…。
ビジネスの「たまらない瞬間」を求めて猛進する高宮とチームの物語。スピード感あふれる文章が心地いい。前作未読でも楽しめる。(文芸春秋・1760円)

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2025年12月7日 掲載
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