『アイラブみー うまれたことがなんですごいの?』
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父になって初めてわかった「ガラスの宝物」
[レビュアー] りんたろー。(お笑い芸人)

りんたろー。(EXIT)
2023年に第一子が誕生して以来、育児に奮闘中のEXITのりんたろー。さん。
「子連れで美容院のハードモード」「寝不足のしんどさ」など、親なら「わかる!」と感じる悩みを等身大で語り、子育て世代から共感を集めている。
そんなりんたろー。さんが最近、「すっごく共感した」という絵本がある。NHK Eテレのアニメ「アイラブみー」から生まれた『アイラブみー うまれたことがなんですごいの?』(新潮社)だ。
いま目の前に「あなた」がいることが、どれだけ奇跡的なことなのか? なぜ命が大切なのか? 自分が自分であることのかけがえのなさに気づき、子どもの自己肯定感を親子で育める内容になっている同書のどこにりんたろー。さんは共感したのか?
赤ちゃんの心音を初めて聞いた瞬間や、パートナーの妊娠中に感じた尊さ、そして父親になった今だからこそ、胸に深く刺さったという同書のメッセージを自身の育児体験と重ねながら綴った書評を紹介する。
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「ガラスの宝物」を抱えて気づいたこと
「うまれたことがなんですごいの?」という絵本のテーマ、自分自身の経験からもすごく共感しました。
僕は今、子どもが2歳になったばかりですが、赤ちゃんを授かったときも、エコーで「ここが指になってきますよ」「手足になってきますよ」って見せてくれるのも、ちっちゃいのにバクバクバクバク心拍数を感じたりするのも「すごい」と思いました。
絵本でもパパとママの「あかちゃんのもと」の話がありましたが、僕とパートナーの「あかちゃんのもと」が結びついて、人間のかたちに形成されていくのがもうすごいこと。絵本でも「みーがここにいることはとてつもないきせき」ってありましたけど、まさにそうで。パートナーの妊娠中は、いつ壊れてしまうかわからないガラスの宝物みたいなものをずっと抱えているような感覚でした。
妊娠中の大変なことをたくさんクリアして、パートナーがお腹を痛めてやっと赤ちゃんが生まれてきたときに、「そうか、自分もこれを経験して今があるんだ」とわかったし、大切にしなきゃいけないなと思いました。
僕たちは奇跡的に赤ちゃんを授かれたんだから、真摯に向き合って寄り添っていくべきだなと思うし、自然にそうなりますね、やっぱ。



























