『世界浴場見聞録』
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『世界浴場見聞録』こばやしあやな著
[レビュアー] 産経新聞社
大量のハーブを使うタイの蒸気浴「オップサムンプライ」は古式医学の産後ケアにルーツを持ち、キリスト教国ジョージアではイスラム建築の浴場で湯船につかる伝統湯浴「アバノ」が根づく。フィンランド在住のサウナ文化研究家が、世界各地の浴場を巡って自ら体感したぬくもりを紹介する。
メキシコの伝統蒸気浴「テマスカル」は、アステカ神話の神々をたたえる浄化と蘇生(そせい)の儀式。その入浴時間は実に数時間にも及ぶという。現代では熱い浴室全般が「サウナ」と呼ばれるが、独自の呼び名とともに伝統を受け継いできた国々の誇りを知れる一冊だ。(学芸出版社・2420円)


























