『検事の心得』
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『検事の心得』伊藤鉄男著
[レビュアー] 産経新聞社
元最高検ナンバー2が、ありのままの検事像を伝えようと筆を執った。約36年の在職中に対峙(たいじ)した個別事件の内幕もさることながら、力点が置かれたのは検事としての見方と考え方だ。死刑囚で初の再審無罪となった免田事件への関わりを原点に、「人を裁く畏れ」と、時の経過に朽ちぬ「風雪に耐える捜査」の必要性を説く。検察組織の過去と未来、法曹三者、法曹界と国民…。回想録の形をとりながら、平易な言葉でそれぞれの「橋渡し役」となることを試みている。人事や危機管理のありように関する述懐は、すべての組織人に通じる金言ともなりうる。(中央公論新社・1980円)


























