『水俣病が描く近代日本の自画像 新興財閥チッソと昭和電工』葛西伸夫著(石風社)

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水俣病が描く近代日本の自画像

『水俣病が描く近代日本の自画像』

著者
葛西 伸夫 [著]
出版社
石風社
ジャンル
社会科学/社会
ISBN
9784883443420
発売日
2026/04/15
価格
2,750円(税込)

書籍情報:JPO出版情報登録センター
※書籍情報の無断転載を禁じます

『水俣病が描く近代日本の自画像 新興財閥チッソと昭和電工』葛西伸夫著(石風社)

[レビュアー] 辻田真佐憲(近現代史研究者)

 水俣病は今年五月で公式確認から七〇年の節目を迎えた。本書はその歴史を大きな全体像のなかで理解するのに最適な一冊である。 原因企業のチッソは日露戦争後に創業した。第一次大戦を経て化学肥料メーカーとして台頭し、さらに朝鮮へ進出して新興財閥の一角を占めるまでになった。だが、第二次大戦の敗戦で海外資産を失い、創業地の水俣で再出発を余儀なくされる。その再起の過程で発生したのが水俣病だった。 背景には近……

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読売新聞
2026年6月19日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

読売新聞

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