日本に喫煙と喫煙具「キセル」がいつ伝来し、どのように広がっていったかを考証する。
喫煙伝来史の研究者である著者は、ポルトガル船が、戦国時代の日本と定期来航を開始した1550年以降にまず「巻いた葉による喫煙」が伝来したと指摘。続いてキセルの祖形である「金属パイプ」がもたらされ、「キセル喫煙」の文化が定着したと説く。
さらに、それが日本から中国や朝鮮、東南アジア、シベリアなどへと伝播(でんぱ)した過程も示した。
欧州の喫煙史とも照らし合わせ、多くの史料からたどる。その研究への熱意には脱帽させられる。(思文閣出版・4400円)

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2026年7月5日 掲載
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