『植物時代 人類進化の種が蒔かれたとき』ディーン・フォーク著 風間賢二訳

レビュー

  • シェア
  • ポスト
  • ブックマーク

植物時代 人類進化の種が蒔かれたとき

『植物時代 人類進化の種が蒔かれたとき』

著者
ディーン・フォーク [著]/風間賢二 [訳]/長谷川眞理子 [解説]
出版社
青土社
ジャンル
自然科学/自然科学総記
ISBN
9784791777808
発売日
2026/05/26
価格
3,520円(税込)

書籍情報:JPO出版情報登録センター
※書籍情報の無断転載を禁じます

『植物時代 人類進化の種が蒔かれたとき』ディーン・フォーク著 風間賢二訳

私たちの祖先がサルと異なる存在になったのはいつか。伝統的な人類学は、その画期を石器が作られ始めた約350万年前に置く。

だが著者は、人類の知的覚醒はその前、植物で道具を作っていた時代に生じ、石と違い遺物が残らないため見過ごされてきたと主張する。本書によれば当時、人類は二足歩行への適応で足の形が変わり、乳児が母親の体にサルのようにしがみつけなくなった。そこで植物で最古の道具―抱っこひもを発明、母親の体から離れて泣く乳児をあやす声掛けから言語の発達も始まったという。現生類人猿の生態などの裏付けから、人類の夜明けへ迫る。(青土社・3520円)

産経新聞
2026年7月26日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

産経新聞社

  • シェア
  • ポスト
  • ブックマーク