第7回 お出かけバッグ第2弾!「普通の休日」のためのミディバッグ編

バッグのために書いている

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©カメダ
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 さて、バッグエッセイの連載、早くも7回目に突入した。連載1回につき原稿用紙10枚程度という執筆依頼に対して、毎回1315枚分書いてしまっている。そろそろ累計100枚に到達する分量だ。バッグについて原稿用紙100枚分語るというのは、普通は難しいようだ。だが私としては、各テーマについてほんの少しずつ触れている感覚である。大切なことを語り忘れている気がしてならない。だが、「それ」が何なのか、つかめずにいる。バッグの道は深く険しいのだ…。

 とにもかくにも、今回の話題に入っていこう。前回、「お出かけバッグ」のうち、華やかなイベントで持つ自分のためのバッグを紹介した。今回は、もう少し普段使いに向いている「お出かけバッグ」を紹介しよう。
 休みの日といっても、一日中家でゴロゴロできるわけではない。土曜の午前中だけ空いている近所の皮膚科に行き、3ヶ月ぶりに美容院に行き、ずっとどうにかしなきゃと思っていたエアコンの替えフィルターを買いにホームセンターに行き…と、普段の暮らしを維持するためにもメンテナンスがいる。必要な「タスク」を効率よくこなしていかなくてはならないが、仕事ではない。仕事用のバッグをそのまま持つのも、なんだかなあと思ってしまう。普段の仕事よりはリラックスした格好をしているし、お昼には気になっていたカフェに入るかもしれないし、夜には学生時代の友人たちと飲み会があるかもしれない。仕事モードとはちょっと違う装いをしたいものの、華やかなイベントと呼べるほどゆったりした一日でもない。そういう「普通の休日」のためのバッグがほしい。

 長財布、スマートフォン、化粧ポーチ、ハンカチが入るのはマストとして、できれば、AirPods Pro、小型の手帳、文庫本の一冊くらいは持ち歩きたい。午前中のうちに家を出て、夜まで外で活動する一日を想像してほしい。電車移動の際に動画を視聴したり、用事と用事の合間にカフェに入って小休止する際には本を読んだりといったように、ある程度の暇つぶしグッズも携行したい。水筒やペットボトルを持ち歩きたい人もいるだろう。化粧直しのためのグッズのほか、持病のための薬(私は頭痛用の痛み止めと、生理痛用の痛み止め、予備のコンタクトレンズを必携している)や、生理用ナプキン、靴擦れのための絆創膏、除菌ウェットティッシュなど、「あると安心」なアイテムが、人によって様々あるだろう。
 ある程度のタスクをこなす「普通の休日」のためのバッグには、「あると安心」なアイテムをストレスなく持ち運ぶ機能性が必須である。なぜならば、不安になったりストレスがかかったりすると、外出の疲労だけが溜まることとなり、休日として本末転倒だからだ。かといって、機能性一辺倒のバッグでも味気ない。多少の華やぎというか、仕事の日にはないリラックス感がほしいのだ。
 こういった条件を満たすバッグは、ミディアムサイズのバッグ、「ミディバッグ」と呼ばれることが多い。構造分類でいうと、以下のようなバッグである。

 ①開口部:チャック式 or オープン
 ②持ち手:多くの場合、少し長めのダブルハンドル(手に持ってもおかしくないし、腕にかけることもできる。デザインによっては肩掛けも可能)
 ③大きさ:横2532センチほど

  仕事用バッグのようにPCA4書類は入らないが、外出に必要な身の回りの品一式はすべて収めることができる。専業主婦であれば、仕事用バッグは不要となり、ミディバッグ一つで生活全般をこなせるかもしれない。また、仕事があってもPCや弁当の持ち運びがない職種なら、ミディバッグで通勤することも可能だろう。
 今までの連載で紹介した仕事用のトートバッグや、華やかなイベント用のお出かけバッグは、全体から見ると、極端な役割を担っているバッグ群だ。仕事用のトートバッグは、女性の社会進出が当たり前になった現代だからこそ必要なアイテムだし、華やかなイベント用のバッグを一般人が持つというのも文化の大衆化が進んだ現代ならではのニーズである。
 他方、ミディバッグは、バッグの誕生のときから「普通の女性の普通の外出」を長く支え続けている。いわゆる「ザ・バッグ」であり、ミディバッグを販売していないブランド、メーカーはまずない。バッグ市場の主戦場でもある。おすすめの品を紹介していくにあたって、私も力が入ってしまう。限りある紙幅の中で、全てのおすすめミディバッグを紹介しきれないこと、私が挙げていなくても素晴らしい品は他にもたくさんあることは先に述べておきたい。