第五回 まいにゃんって誰??

それでもやっぱりすてきな明日

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©ながしまひろみ
©ながしまひろみ

 昨年、作家の友人ができました。作家活動苦節20年以上にしてようやく。
 王様のブランチで凪良なぎらゆうさん、町田まちだそのこさんと対談をした際に、町田さんの新刊をいただいたので、その感想を出版社さん経由でお送りしたら、
「町田さんが直接お話ししたいというのでアドレスを教えていいですか?」
 と出版社の方からのメールが。
 これって、作家の方からメールが来るってこと? と喜んだ私は「もちろんです!」と返信をし、その日から毎日わくわくと、受信ボックスをのぞいておりました。
 ところが、来るのは楽天セールのメールばかり。楽天って、何回スーパーセールするねん。前、慌てていっぱい買ったのにすぐやるやん。と繰り返される楽天からのメールに疲れ果てたころ、来ました! 町田さんからのメールが。
 私の新刊を読んでからメールをしようとしてくださったため遅くなったそうです。なんと義理堅い人。うれしい感想を何度も読んで、最後の行にびっくり。
「お友達になってください」
 もちろん、「なるなるなる! なります」と速攻でメールをお返ししました。
 そして、何度かやりとりするうちに「まいにゃん」と呼ばれることに。え? どんな呼び名? と面食らいましたが、「いい呼び名よね」と町田さんはご機嫌だったので反論できずじまい。
 そして、それから毎日のようにメールをしあいました。
 小説を自由に書いてるときは楽しいけど、ゲラチェックは行き詰るよねとか、
 校閲さんと編集さんってすごすぎない? 日本語勉強なるわーとか、
 取材で「テーマは」って聞かれるとまごまごするよね、とか。
 同じ仕事をする者同士の悩みや不安を打ち明け合うことができて、ほっとしたり「あるある」とうなずいたりしました。
 そして、書店さん閉まっていくのが寂しいよね。なんかしようよ。という話が一気に盛り上がり、初メールから五日後には二人とも近々本が出る出版社さんに、「何か一緒にさせてください」と相談するという展開。五日前に友達になったんだよね? とお互い驚きました。