第六回 100ねんごもまたあした
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2024年の秋に絵本『100ねんごもまたあした』を刊行しました。絵本を書くのは初めてだったのですが、不思議な執筆体験でした。
始まりは3年くらい前。
「100年後をテーマに絵本を書きませんか?」というご依頼をいただきました。絵本など私には無理だと思いつつ、「文字数は800字~1000字」という依頼文に、「原稿用紙2枚でいいってこと?!」と突如やる気がわき(作文の宿題で原稿用紙の枚数が少なければ少ないほど喜ぶ小学生のテンションです)、その日に書きあげました。
子どもの明日がこんなふうだったら最高だなと想像して浮かんだものをそのまま書いたものの、これでいいのか、そもそも絵本ってどうやって作るのかわからず、
「私に書けるのはこういうものですけど、これでよければ」
とお送りしたら、なんだかOKのようでした。
そこから1年以上時間が経ち、絵本のことを忘れていたころ、「物語に絵を付けました」というメールが。
え? 絵をつけてもらえたの? ということはゲラチェックしなくていいの? と見直し作業が苦手な私は大感動。そして、何より、絵がすごいんです。絵本って、絵の力で物語になっていく部分が大きいんですね。そこからは、原稿用紙2枚もなかった文章を、絵だけでわかる部分もあるからとさらに削っていく作業。増やすのは苦手ですが、削るのは気持ちいい! 絵が完成していくのに従って膨らんでいく世界にわくわくしている間に、絵本が出来上がりました。素敵な絵を描いてくださったクリハラタカシさんのおかげです。ありがとうございます。
完成した絵本を何度も読みましたが、絵の細部をいろいろ見つけるのもおもしろいのです。おお、絵本って奥が深い。と今更ながら知らされました。
我が娘も「初めてママの本で読めるのができた!」と喜んでおりました(小学校高学年やから絵本以外も読んでほしいけどな)。


