第七回 子どもはみんなブラボー!
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絵本発行後、3つの書店さんで読み聞かせと100年後の世界の絵を描くというイベントをさせていただきました。
第1回目。子どもとのイベントが初めての私は、だいぶ前からわくわくがとまりませんでした。100年後がテーマの絵本だったので、未来から来た人を演じようと、ダイソーの紙皿(電子レンジ対応のいいほうの物)にモールとポンポンを付けた未来風帽子を夜な夜な作り準備をしました。
そして、当日。手作り未来帽子をかぶって、
「みなさんこんにちはー。おねえさんどこから来たかわかるー?」
と出て行ったところ、客席はしんと静まり返っていました。
驚いたことに、お客様、ほとんど大人の方だったんです(スベった原因それだけじゃないやろうけど)。「おかあさんといっしょ」のおねえさんのつもりでやる気やってんけど。と冷や汗かきました。
そのうえ、数名いた子どもたちからは、「100年後って物価どうなってるん」「100年後もユニクロってある?」などの超現実的な質問をされる始末。「物価は上がるでしょうが、その分、給料なども上がって、暮らしにくくないといいですよね」と奇天烈な帽子かぶったまま真顔で答えたわ。
しかし、この日は、超目玉があったのです。町田そのこさんが突然来てくれました。しかも、未来帽子を嬉しそうにかぶり、未来から来たお友だちを演じてくれました。
ただ、イベント後、「まいにゃんさ、未来帽子、すぐに暑いってはぎ取ってたやん。私は未来のお友だちとして、暑くてもおでこ痛くてもつけ続けたよ。世界観壊さないように」とお怒りでした。レンジ対応のいいお皿にしたせいで、帽子暑いし締め付け強かったんですよね。
でも、町田さん、「もらっていいの? めっちゃ可愛い」と喜んでいたのに、未来帽子置いて帰られたんですよね。お送りしたほうがいいのかしら。
2回目のイベントは、1回目の反省を生かし、未来から来た人はやめることに(帽子はかぶりましたけど)。会場をこっそりのぞくと子どもたちがいっぱい。これはうまくいきそうと、出番前にバックヤードに隠れていると、司会の店長が謎のあおりを。
「みんなで瀬尾先生を今から呼ぶよ!」
「わー」(瀬尾? なんか知らんけど、楽しい人出てくるんよなという子どもたちの声)
「練習してみよう。瀬尾せんせー」
「瀬尾せんせー」(誰の名前かわからんけど、呼ぶ子どもたち)
「もっと大きな声じゃないと出てきてくれないよ」(え? 十分聞こえてますけど、私)
「せーの! 瀬尾せんせー」
「瀬尾せんせー!!!」


