第十五回 これぞ本当のサプライズ
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先日誕生日を迎え、びっくりする年齢になりました。
少し前、中学校にお邪魔した際、生徒さんに「瀬尾さんは還暦まで小説を書きますか?」と聞かれて、「還暦?! 私いくつに見えてんの?」と驚いたのですが、冷静に計算したらあと8年で還暦でした。
昨年、町田そのこさんとのトークショーでも、
「瀬尾さんは人生やり直すとしたらいつの時点からですか?」
とお客さんに聞かれました。
そうか。もう人生振り返る時期なのか。というか、なんで人生やり直す前提の質問?
ちなみにその人、町田さんには、
「会えないけど会いたい人は誰ですか?」
というロマンティックなことをお聞きでした。
しかも、その後も町田さんは、「なぜ小説を書くのか」とか「タイトルはどうやって決めるのか」とか小説にかかわることを聞かれている横で、私には「最後の作品は何を書きますか?」「生まれ変わるなら何ですか?」という質問が続くというありさまでした。
還暦が近いどころか、私、えらく老け込んでいました。
心優しい町田さんは途中から私がかわいそうになったのか涙が止まらず、
「もう笑わせないで!! 化粧が取れる」
と騒いでました。あ、笑いすぎて泣いてたのか。
いまだにその日のことをネタにし、「まいにゃん、生きてる?」「そろそろ最後の作品書くとこ」と言い合っております。楽しい質問ありがとうございました。
さて、誕生日の話。
去年は、友人のBさんとパンケーキ店に行きました。そのお店のパンケーキを一度食べてみたくて、誕生日だからではなく、たまたま二人の都合が合い、予約してたんです。
同じ建物の中に書店さんがあったので、ついでに寄って書店員さんと、「あ、今日私誕生日なんです。この後、パンケーキ食べに行きます」と話してから、お店に(私出かけ先に書店さんがあれば、行ってしまうのです)。
パンケーキ店に入ると、Bさんから、
「誕生日に一緒に過ごせるなんて」
とプレゼントをいただきました。
「うわ! 用意してくれてたの?」
と盛り上がっていると、パンケーキが登場。
評判どおりおいしそうなパンケーキ。そして、私のお皿には、
「ハッピーバースデー!」
とチョコでメッセージが。
私、注文後にトイレに行ったんです。その隙にBさんが頼んでくれたのでしょう。


