第二十七回 島根鳥取、大横断

それでもやっぱりすてきな明日

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©ながしまひろみ
©ながしまひろみ

 夏休み、2泊3日で島根、鳥取に行ってきました。
 1日目は島根へ。
 岡山まで新幹線で出て特急やくもに乗ったのですが、やくも、ご乗車されたことありますか? ものすごく揺れるんです。私たち家族は初めてだったこともあり、
「え?! どんな所を走ってるんやろう」
「え?! まさか3時間ずっとこんな感じ?」
 とびっくり。
 乗り物が苦手な私は酔い止めを飲んで寝ることに徹しました。夫と娘は「揺れるー!」「うわー」と楽しみながら、もりもりお弁当を食べてました。すごい胃腸の持ち主。
 出雲市に到着するや否や、レンタカーを借り出雲大社に。
 神社っていつどんな時でも、厳かな空気が漂ってますよね。信仰心のあまりない私でも、深呼吸をするだけで体の中が一掃された気分になります。
 参拝を済ませた私たちは、この日のメイン、参道での食べ歩きへと意気高らかに向かいました。ところが、目の前に広がるのは閉店準備をされている光景。
「もう、閉まるんですか?」
 とすぐそばのお店の方にお聞きすると、
「この辺、みんな17時までですよ。もうあと5分だから、どこも入れないと思う」
 とのお答え。
 食べ歩きの夢が破れショックを受けたまま、せめて何か買おうと自販機で飲み物を買い、車に戻りました。神社は早めに行かないとだめですね。

 その後、せっかく出雲に来たのだからと、出雲市内の書店さんを探しお邪魔しました。店内に自分の本が置かれているのを見つけたので、これは知ってくださっているかもしれないとお声掛けすると、店長さんは奈良県のご出身だそう。いろいろお話しできました。
 その時点で、19時過ぎ。疲れ果てた私たちは夕飯のお店を探す気力がなく、書店さんが入っていたショッピングモールゆめタウン出雲でお惣菜を購入しました。
「島根の名物を食べたかった」
 と言いつつも、
「ゆめタウンは奈良にはないから、島根ならではだよ」
 と励まし合い、ホテルで冷えたお惣菜を食べました。