夏の雪

落雷はすべてキス

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私を好きな人を、好きでなくてもよかったころ、子供のころ、雪の中に宝石が落ちている気がして、それらを拾いに出て、息の白さが雲の一部になり、私は空を飛んでいるみたいだった、誰にもなりたくない、大人になるよりも、私は私にだってなりたくない、すべての人にとって大切な誰かになりたいけれど、私に名前がある限りそれは難しいんだ、私に国がある限り、私に性別がある限り、それは難しいんだと、子供のころ、思っていた、そんなことはないよというかわりに、みんな、それならあなたが世界の全ての人を愛せと、醜いことを言っていた。