『読むだけでグングン頭が良くなる下ネタ大全』試し読み②

【インタビュー&試し読み】東大の社会学者が語る、読むべき性科学の書

更新

赤川学教授も大絶賛の『読むだけでグングン頭が良くなる下ネタ大全』(堀元見、新潮社刊)より、まえがきに続いて本編第1部のエピソード①を公開します。

赤川学教授インタビューはコチラ
『読むだけでグングン頭が良くなる下ネタ大全』試し読み①(まえがき)はコチラ
『超知的!しもねた部』試し読みはコチラ

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    わたしの生涯がわたしのメッセージです
         マハトマ・ガンディー
 マハトマ・ガンディー(▼1)はエリート弁護士だったが、私有財産のすべてを捨ててインド独立運動に身を投じた。「非暴力・不服従」を世界に説く彼は、まず自分が生涯をかけて実行してみせたのだ。6回も投獄されながら決して暴力を使わず、しかし服従せずに戦い続ける彼の人生は、美しい英雄譚として語られる。

 理念は言葉ではなく、自分の人生で、自分の身体で実行して示すべきなのだ。それを表す言葉が冒頭の、「わたしの生涯がわたしのメッセージです」(▼2)なのだと思う。言い換えるのなら、「自分の身体でやってみろ」だ。

語られざる、ガンディーの禁欲実験

 インド独立運動に関するガンディーの英雄譚を耳にする機会はしばしばあるが、彼のもうひとつの功績についてはあまり語られない。禁欲実験である。
 彼は、36歳から一切の性行為を拒む禁欲(ブラフマチャリヤ)生活を始めており、妻とさえ性交をしなかったらしい。

 

(▼1)1869年~1948年。インド独立の父。肉食を否定し、厳格な菜食主義者に。コーンフレークも食べていたかもしれない(199ページ)。
(▼2)ガンディー著、森本達雄訳『ガンディー 獄中からの手紙』、岩波文庫、2010年。