現代文学は「震災の傷」を癒やせるか

3・11の衝撃とメランコリー

現代文学は「震災の傷」を癒やせるか

著者
千葉 一幹 [著]
出版社
ミネルヴァ書房
ジャンル
文学/日本文学、評論、随筆、その他
ISBN
9784623085873
発売日
2019/03/18
価格
3,300円(税込)

内容紹介

押し寄せる津波の中、愛する者の手を放してしまった者がいた。幾日も行方の知れぬわが子を追い求めた者がいた。愛する者の死とその悲しみに人々はどう向き合ったのか。高橋源一郎、川上弘美、川上未映子、村田喜代子、松浦理英子といった作家は、震災をどう描いたか。宮沢賢治は、最愛の妹トシの死にどう向き合ったか。死者と生者との間の交流あるいは断絶を通じ、災害や死との、作家たちの格闘の様を描く。

データ取得日:2024/04/24  書籍情報:JPO出版情報登録センター
※書籍情報の無断転載を禁じます