てっちゃん
ハンセン病に感謝した詩人
内容紹介
「らいになって良かった」
17歳でふるさと津軽の家族と別離。療養先の群馬草津の施設で、多くの苦難が彼を襲う。ハンセン病(らい病)から派生した病魔は、
彼から手を奪い、光を奪い、声帯を冒し、皮膚の神経感覚を奪った。さらに療養所で出会った妻と娘を失い、絶望のどん底で青年時代を過ごした。
のちに59歳で詩作と出会い、ユーモアあふれる魂の叫びを詠い、多くの人々の心をつかんだ。運命的な人々とも出会った。
「てっちゃん」の愛称で親しまれた詩人・桜井哲夫は、人生を奪った「らい」をどう生きたのか――
その素顔に迫ったフォトドキュメンタリー。
データ取得日:2024/04/25
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