アトミック・メロドラマ

冷戦アメリカのドラマトゥルギー

アトミック・メロドラマ

著者
宮本 陽一郎 [著]
出版社
彩流社
ジャンル
歴史・地理/外国歴史
ISBN
9784779122187
発売日
2016/04/08
価格
3,960円(税込)

内容紹介

冷戦は終わっていない!

◉冷戦のなかで築き上げられた「アメリカ」という蜃気楼を、
1945 年から64 年に至る、冷戦初期の文化を詳細に論じて
浮き彫りにする。
◉その時期に形成した文化の論理とドラマトゥルギーが、
いかに今日の「アメリカ」を規定し、
国内外の新たな冷戦を再生しているのか!

◉親米主義や反米主義といった情動を引き起こす
「アメリカ」は、アメリカ合衆国の社会や政治や文化で
あると同時に、
たとえば第二次世界大戦後の日本人の心のなかで
複雑に構築された「アメリカ」でもある。

【本書の目的】
冷戦初期のファミリー・メロドラマという映画ジャンルを
分析することで、冷戦リベラリズムを
ひとつのドラマトゥルギー(ドラマ) として折出する。
分析する映画は『オペレーション・キュー』にはじまり
『アパッチ砦』などのジョン・フォードもの、『夜歩く男』
『酔いどれ天使』『野良犬』などの黒澤映画、
『理由なき反抗』『蝿男の恐怖』『白昼の決闘』『捜索者』
『シェーン』『風と共に散る』など…。

データ取得日:2024/04/26  書籍情報:JPO出版情報登録センター
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